1: 名無しのニュー速クオリティさん 2020/11/22(日) 15:22:06 想像を絶する世界のようです…
https://bunshun.jp/articles/-/41527
18時くらいだろうか、1階にある大浴場に入ると先客が2人いた。中年太りをしたおじさんと背中に刺青が入った痩せ気味のおじさんだった。
「英作ゴルラアアァ! 何度言ったら分かるんじゃボケェ、今度ついてきたら脳ミソ潰したるからな!」
刺青のおじさんが突然私の隣で暴れ始めた。頭のネジが外れていないと出せないような大声を張り上げている。目線からすると英作はちょうど私の背後にいるようだ。さっきまでヒゲを剃っていた刺青のおじさんの手にはしっかりとカミソリが握られている。もう1人のおじさんは後ろを振り返ることもなく目をつぶって頭を洗っている。いつものことで慣れているのかそれとも相手を刺激しないようにやり過ごそうとしているのかは定かではないが、何も反応しないというのも見ていて異常である。
“これはヤバイ!”
本能的に身の危険を感じ、私は脱衣所へ避難した。尻の割れ目に泡がまだ付いたままだ。風呂の中ではまだおじさんが見えない英作と戦っている。その様子を見る限りでは英作は一定の距離を取りつつ、おじさんの周りをグルグルと回っているようだった。
風呂上がりに外を散歩していると、福祉専門ドヤ「ママリンゴ」の前を、イヤホンを付けて虚ろな目をした男が、「あ、あ、あ」と呟きながら歩いているのが見えた。歩幅は5センチくらい。その場でひたすら足踏みをしているようにも見える。何があったのかは知らないが、とりあえずおかしくなってしまったのだろう。そのような人間が他にもその辺をうろついている。そう、私は西成に来てしまったのだ。
引用元: https://girlschannel.net/topics/3087221/続きを読む