1 名前:愛の戦士 ★:2022/04/11(月) 09:48:49.74 ID:690c64Wi91974年から6年ごとに日本製教育協会が実施している「青少年の性行動全国調査」の最新2017年(第8回)調査の結果と近年の性教育について社会学的に分析した林雄亮・石川由香里・加藤秀一編『若者の性の現在地』(勁草書房)が刊行された。調査開始以来、高校生・大学生の性行動経験率はおおよそ徐々に活発化し続けていき2005年に男女ともにピークになる(高校生男子26.6%、同女子30.3%、大学生男子63.0%、同女子62.2%)。しかし、2011年調査では高校生、大学生ともに大きく低下し、2017年調査ではさらに低下した(高校生男子13.6%、同女子19.3%、大学生男子47.0%、同女子36.7%)。これらをどう捉えればいいのか、また、どのような性教育が望ましいのか。林雄亮・武蔵大学社会学部教授に訊いた。行動だけでなくイメージにおいても消極化が起こっている――2017年調査では性行動の経験率だけでなく、「今までに性的なことに関心をもった経験があるか」への回答でも中高生で低下が著しく、また、「交際相手がいる者」の割合も大きく低下しています(2005年調査では「交際相手あり」が高校生男子21.8%、同女子29.5%。大学生男子38.2%、同女子46.0%。対して2017年調査では高校生男子15.8%、同女子23.8%。大学生男子26.1%、同女子30.5%)。林先生がこれらの調査結果に関して特に伝えたいことはどういった部分でしょうか。林 性行動経験率の話だけが一人歩きしがちですが、実は全体が消極化したわけではなく、性行動の分極化(二極化)が進んでおり、一部の層においてはむしろ性行動の低年齢化が進行してもいます。消極的な人自体は以前からいましたから「バランスが変わってきた」と捉えるほうが正確です。性交経験という実際のアクションだけでなく、心理的な側面で「性に関心がない」という意思表示をする若者が増え(中学生男子では50.6%、同女子では68.4%)、また、性に対して「汚い」「暗い」といった否定的なイメージも強くなってきています。https://news.yahoo.co.jp/articles/7692e80a530ccfec27f942a9001f88a37f4caa7d?page=1続きを読む