今回、休業要請が出されたようなお店をアルバイトとして支えてきたごく普通の女性や若者が、いま、命に関わるほどの貧困に陥っているといいます。きょうからお伝えするシリーズ「第4波 命を守る現場の今」。「コロナ貧困」と闘う男性に密着しました。
反貧困ネットワークの事務局長、瀬戸大作さん(58)。緊急事態宣言が発出された25日。東京・新宿区の路上に止めた車で待ち合わせをしていました。
現れたのは31歳の男性。瀬戸さんは、車に乗せると真っ先に尋ねました。
「所持金いまいくらだっけ?」(瀬戸大作さん)
「300円でした」(男性)
「やばいな来てるな」(瀬戸大作さん)
男性は「派遣社員」として飲食関係などの仕事をしてきました。しかし2か月ほど前から仕事自体が全く見つからなくなったといいます。
「きょう朝10時ごろ(仕事の募集が)あったんですけど、倍率が高かったのか、すぐになくなっちゃって。ずっとこう探しても、やっぱり・・・」(男性)
ネットカフェで暮らしていましたが支払う金がなくなり、助けを求めたのです。
「僕らが一緒に行くから、それで生活保護を利用するとか。アパート暮らしをしっかりしたほうがいいと思うわけ」(瀬戸大作さん)
新型コロナの感染拡大とともに追い詰められる人たち。団体では去年4月から、コロナで生活が困難になった人に生活費の支援や生活保護申請の手助けなどをしてきました。
「(支援した人の)全部一覧表作っている。これで何人いるんだみたいな」(瀬戸大作さん)
この1年で支援した人は実に600人。特に今、増えているのが若い女性からの相談です。
「若くなってますね、全体的に。飲食とか“非正規”の比率が女性が高いじゃないですか、そういう人たちが一番直撃しますよね」(瀬戸大作さん)
派遣労働やアルバイトで働く若い世代の“受け皿”となっていた外食業界や夜の街。相次ぐ営業自粛や休業の要請は“ごく普通の若者が貧困に陥る”、そんな現実を生んでいるのです。
瀬戸さんが今、支援しているのは30代の女性。先週、SOSのメールが届きました。
「このときはどうした?」(記者)
「夜中の0時半に会いに行った。(返信の)メールが来なければ、死のうと思っていたと」(瀬戸大作さん)
女性は公園で野宿をしていました。所持金は60円でした。
つづきはソースにて
10:ニューノーマルの名無しさん:2021/04/27(火) 10:29:52.00 ID:4dgXGQCT0.net親も実家も無いのかな続きを読む