1 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:22/10/31(月) 19:32:46 ID:izGd・米GMを抜き去り、世界一メーカーの座が目前のトヨタ自動車。だが、そのトヨタにも 思い通りにいかない悩みがある。「足元の日本国内市場で車が売れない」問題だ。 トヨタ自動車の2007年3月期連結決算は、売上高が前期比13.8%増の23兆9480億円、 営業利益は同19.2%増の2兆2386億円と、いずれも過去最高を更新した。5年で1兆円から 2兆円に倍増した営業利益が、世界に急拡大するトヨタを象徴している。 だが、国内での販売は2年連続の減少だ。ダイハツ工業、日野自動車を含めたトヨタ グループ販売は前期比同4%減の227万台と、米国販売との差が広がる一方だ。国内市場 全体の落ち込みより減少幅が小さかったため、トヨタのシェア(軽自動車除く)は過去最高の 45.8%まで上昇したが、トヨタ車単独で11万台の減では、シェア上昇も手離しで喜べない。 国内の自動車需要(全需)は、2006年度の軽を除いた日本国内の新車販売は前年度比 8.3%減の358万台と、29年ぶりの低水準だ。登録車市場の低迷の原因としては、経済性や 実用性を求めて軽自動車に人気が移っている影響とされてきた。しかし、軽を加えても 同4.1%減の561万台であり、国内市場全体が収縮していることが鮮明になっている。 「日本経済の回復が続く中で、潜在的な買換え需要は大きいのに、自動車市場はどうして 盛り上がらないのか?」と、トヨタの関係者も首をかしげる。 トヨタは06年末に社内横断的なチームを立ち上げ、国内低迷脱却のアイデアを探り始めた。 対策チームは、自動車という商品の枠内だけで解答は出さず、地域や社会全体の問題の中で 消費を喚起する自動車を改めて模索している。携帯電話などの情報関連の支出が増えた若者の 「車離れ」や、少子化による若年人口の減少による市場構造の変化を深刻に受け止め、車が 売れなくなった構造要因に真剣に目を向けざるを得ない。地域ごとの特性や家庭の年代構成、 消費者の行動なども踏まえて自動車市場全体を抜本的に洗い直そうというものだ。(抜粋) http://www.j-cast.com/2007/05/18007623.html続きを読む