1: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/07/26(日) 17:42:14.90 ID:ABv1zFOB0
女「もう講義終わりましたよ?」 

男「あ、ああ」 


・・・外を見ていた。 

空はいつのまにか茜色をしていた。 

時計を見ると5時近い。 

講義はとっくに終わっていたようだ。 

3階41講義室に残っているのは、オレと、オレに話しかけてきた女だけだった。 


男「あ、すみません。ちょっとボーっとしてました。もう帰るんで」 

女「あの・・・余計なお世話かもしれませんけど、そのまま外にはいかない方がいいと思いますよ」 

男「えっ?」 


なぜだか分からないが、シャツの襟が濡れていた。 


男「・・・すみません」 

女「あの・・・結構前から気になってたんです。全然講義聞いてないみたいですし、あまりに・・」 

男「いえ、大したことじゃないんで大丈夫です」 続きを読む

投票者




ユーザーネーム:

パスワード:

次回からログインを記憶: