1 :風吹けば名無し:2020/11/01(日) 18:31:19.62 ID:yF0kSd0/p.net

女性職人だけの寿司店:「なでしこ寿司」店長が薬膳寿司、ブランド、性差別について語った


「なでしこ寿司」のオープンは2010年だが、女性職人のお寿司屋さんになるまでには紆余曲折あった。女性スタッフがメイドカフェのような衣装を身につけていた時代もあったし、男性の寿司職人が通常着ているような白衣を女性の職人が身につけていたこともあった。また、当時、仕入れや魚をおろすメインの仕事は男性が担当していた。

2011年に社員マネージャーを経て2014年に千津井さんが店長になり、しばらくして2017年くらいから徐々に「なでしこ寿司」のコンセプトを変え、世界初の女性寿司職人専門店に変貌させたのだ。しかし、メイド喫茶やガールズバーのようなイメージが定着してしまった店に対する人々の見方を変えるのは容易なことではなかった。しかも、最初は店長千津井が失敗することも実際にあり、このような店はこれまで存在しなかったことから、批判が集まるのももっともだったと千津井さんは言う。

しかし一方で、寿司職人は男性の職業だという考え方が日本では根強いのも事実だ。しかも、女性の職人に反対する意見の根拠が迷信や偏見に近いものであることも少なくない。とりわけ、女性の手は男性よりも温かいから「ネタの鮮度が落ちる」という意見がよく聞かれる。また、「生理が味覚に影響する」という意見もある。

千津井さん: 「やっぱり人の意見ってそういうものなんです。他の男性の寿司職人たちが『なでしこ寿司はこうだ』と言うと、そう思っちゃうんです。日本は縦社会と言うんですけれど、先輩の意見は正しくて、自分の目で見るものよりも、他の人から見た意見を自分の意見と思ってしまうので、どうしようもないです。」

「なでしこ寿司」の女性寿司職人の外見について、化粧や髪飾りなどせずに白衣で仕事をするべきだと言って嫌がる人も少なくない。しかし、千津井さんによると、こうした意見に反して、店の衛生基準はしっかりしているという。特に、女性職人は髪の毛を必ずまとめており、食品への異物混入を防ぐため、バッシング以降はプロのヘアメイクやスタイリストを導入しより一層メイクや髪のセットアップには特殊なフィックス剤を使っている。

千津井さんによると、全体として店に対するバッシングは減ってきているという。また、通常は女性の仕事をバカにするために来店する他の寿司屋の男性職人も、女性職人と会話する中で、彼女たちが寿司職人の機微を十分心得ていることを知って、自分の考えを変えることもあるという。

nade

https://jp.sputniknews.com/opinion/202010247873057/



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