talk2_green_woman
1 風吹けば名無し 2021/01/25(月) 19:09:38.14 ID:niqsYlQs0同時に、自分自身が女性であり、リベラルを自任し、日本では生きにくさまで感じていた筆者ですら、自分に都合のいいジェンダーバイアスを持っていることに気づくことが多く、愕然とする。オランダでは専業主婦が少なく、幼稚園の送迎や平日のスーパーにパパも多く見られることなどで、この国で両親(やその他の協力者)が家事育児も家計も分担していることは移住してすぐに肌で理解した。しかし第二子を産んだ1カ月後に保健師に「まだ仕事しないの?」と言われた時は面食らってしまった。そして外国人として幼い子どもを2人育てている筆者は、母親業という言い訳を盾に「皿にパンを乗せる(収入を得て家族を養うことのオランダ語の例え)」のはとりあえず今は夫の仕事、と無意識で自分を正当化していることに気づいた。(略)これでは「今仕事が忙しい時期だから」と家事育児をしなくなる男性と役割は違えど変わらないのではないか。他にもいくら大柄とはいえ、蝶番の調子が悪いからと当然のように重い鉄製の玄関ドアをガバっと外して修理している義母(オランダ人)に「お義父さんにやってもらわないんですか?力仕事でしょ?」と訊いて、「別に私もできるからやるわよ」とあっさり返された時も。自分に「君のほうがうまいから」と家事を押しつけられるのは許さないくせに、無意識の中に同レベルの「男のほうが力が強いから、力仕事は夫に」という理屈があったことに気づいて心底反省した。(略)他にもこの類の小さなジェンダーバイアスに気づいた機会は数えてみれば限りがない。女性であることで勝手にプレッシャーに感じていた不平等から解放され、その裏返しとして今まで他人事のように放ったらかしてあった責任を拾い上げていく過程は、ある面自分が無意識のうちに逃げで甘えていた態度を見直すきっかけになった。オランダには私たちが欧米人男性全般にイメージするような「レディファースト」の習慣もない。おかげでオランダ人男性はある調査で「欧州で最もロマンチックでない男たちの国」に格付けされるなど、恋愛市場における人気は決して高くないが、彼らにしてみれば「女性をドアも開けられない非力な存在扱いするほうが失礼」という考え方なのだ。プリンセスも徴兵されるオランダの「男女平等」にみる、ジェンダー平等と権利と義務10 風吹けば名無し 2021/01/25(月) 19:11:48.06 ID:beoIswnqr ちゃんと気づいて反省してるんだからええやん 20 風吹けば名無し 2021/01/25(月) 19:13:22.47 ID:beoIswnqr 内心の反省をしっかり言語化して外部に公表するから偉い 続きを読む

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