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1: 名無しのニュー速クオリティさん 2020/02/26(水) 10:13:55こまやかな手紙のうえ、起請文まで頂戴してかたじけない。 
酒の席でひどいことを言ってしまったようだ。 
本当に貴殿を疑っていたとしたら、手紙か使いの者をやって諦めるところだが、疑っていなかったので、何もしなかったし、何も言わなかった。しかし、酒の勢いでつい、酔っていたためまったく覚えていないのだが…。 

ある乞食坊主が落としていった文に、かの男が貴方に惚れているということが書いてあった。 
そんなことはないと思ったものの、貴方のことをよく知っているようだったので、気持ちを確かめたいと思い、酒の勢いで暴走してしまった。 

(身の潔白を証明するために)貴方が腕を突いて血判を押したと聞いて、心苦しく思っている。 
私がそばにいたら、脇差にすがりついてでも、そんなことはさせなかったのに。 
私も指か腕を突いて、お返しをしたいところだが、今は子も孫もいる身。 
そんなことをすれば、年甲斐もないと人に笑われ、子どもに迷惑をかけてしまうと思い、思い止まっている。 
ご存知の通り、若い頃は酒の肴に腕を割き、股を突き、衆道の道を突き進んだものだが、今は世の笑いごとになってはいけないと思って控えている。 
けっして体を傷つけるのがいやで、やらないのではない。私の腕や股は隙間もないほど傷だらけだ。 
かつてはこのようなことを誇ったときもあったが、今はどうしょうもない。 
しかしこのままでは、あまりにも貴方に申し訳ないので、伝蔵が見ている前で起請文を書き、血判を押して届けさせるので、どうか許してほしい。 
今日にも増して気兼ねすることなく、愛情を寄せてくれたら、海山ほどに嬉しい。 

1月9日 正宗 (印) 

返す返す恥ずかしいが、どうか私の気持ちを分かってほしい。



引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1582679635/続きを読む

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