過去にこんな見出しを見たことはないだろうか。
「高校球児、50m走で5秒7」(※50mの日本記録は朝原宣治氏がもつ5秒75)
「ムバッペ、最高時速でボルト超え」
日本だけではなく、世界中で、サッカー、アメフト、野球選手のスピードがこんな風に紹介されることがある。俊足ぶりを表現したいのは分かるが、数字、記録を争う世界にいる陸上選手や関係者にとっては、見過ごせない内容だ。
ボルトよりも速い選手が他スポーツにいる?
50m走のタイムは手動で、選手自身のタイミングでスタートしていることが多いし、サッカー選手のプレー時の最高時速を単純に100mに換算されても、あくまでも仮説なのでボルトを超えたことにはならない。俊足の選手は、確かにその競技では突出したスピードを持っていることはまちがいない。
だがボルトよりも速い、50mで日本記録を超えるなどの表現は、陸上選手に対して敬意がないように感じる。
もちろん当該選手には非がなく、キャッチーな見出しをつけたり、正確性に欠ける数字をそのまま伝えているメディアに問題があるのだが、多くのスポーツファンはこう思っていたのではないだろうか。
「一緒に走ってくれたら、どちらが速いか分かるのに」と。


映像
https://video.twimg.com/ext_tw_video/1391478440331649024/pu/vid/1280x720/9BRFV_y-e5cZw0gQ.mp4
https://number.bunshun.jp/articles/-/848067?page=1
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1621390857続きを読む