0 :ハムスター速報 2020年12月17日 11:11 ID:hamusoku5G料金、米韓の1~3割高 携帯大手3社の「寡占」響く菅義偉政権の要請で携帯通信大手が値下げを迫られている。高速通信規格「5G」の大容量プランを主要国で比べたところ、日本は米国より3割高かった。海外と比べて割高な背景に7年間続いたNTTドコモとKDDI、ソフトバンクの3社の「協調的寡占」がある。日本経済新聞が米国、英国、ドイツ、中国、韓国と日本の通信最大手の5G大容量プラン(無料通話込み)を調べた。データ容量等が異なるため単純比較できないが、日本は通話無制限を加えると月9350円と米国(約7300円)より3割、韓国(約8400円)より1割高かった。日本のプランはデータ利用上限が100ギガ(ギガは10億)バイトだった一方、中国は上限300ギガバイトで、他の国はすべて無制限。中国と料金は同水準だが、データの上限をみると日本は割高といえる。総務省の調査では、4Gのデータ容量20ギガバイトの料金は欧米韓の主要5都市と比べ東京が最高値だった。日本の料金が割高なのは、大手3社による寡占市場が形づくられたことが影響している。慶応義塾大学大学院の茂垣昌宏研究員は「料金を横並びにしようという暗黙の慣行がある」と指摘する。転機は7年前。2013年にシェア3位だったソフトバンクが4位のイー・アクセスを買収した。シェアは25%程度と2位のKDDIに肉薄し、「3社寡占」が始まった。MM総研の横田英明常務は「3社寡占だと容易に全社のシェアが20%を超え、競争が働きづらくなる」と指摘する。海外では料金高止まりへの懸念から寡占を防ぐ動きが広がる。ベライゾン・コミュニケーションズとAT&Tなど4社体制が続いた米国では、当局がTモバイルUSとスプリントの統合を足かけ6年渋った。フランスは12年に通信大手イリアッドが新ブランドで参入し、4社体制になったことで価格競争が起きた。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67398150W0A211C2TJ2000/