1: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2022/06/06(月) 23:20:14.60 ID:T/2Zivd90 パンデミックにより、イギリスの歯科事情は著しく悪化した。英国民保健サービス(NHS)の待機者リストは肥大化し、虫歯の治療に12ヶ月待ちを記録する異常事態となっている。
激しい痛みを抱えたまま1年も待てないとばかりに、自ら対処を試みる人が相次ぐようになった。抜歯や麻酔などの専門知識なくして応急処置を試みる人々が現れ、「DIY治療」の流行だとして問題になっている。
英ガーディアン紙は5月30日、『瞬間接着剤と自力の抜歯:イギリスの破れかぶれの「DIY歯科治療」の耐え難い現実』と題する記事を掲載した。「最近はホラーストーリーが豊富にある」と記事は述べ、自らの手で5本の歯を引き抜いた女性の事例などを取り上げている。
こうした事例は、経済的に恵まれない人々のあいだでとくに多い。同記事によると、ケンブリッジにほど近いサフォーク州の男性は痛みに耐えかね、市販の瞬間接着剤と金属ヤスリで自己流の治療を決行した。
DIY治療でさらなる悪化も
虫歯はごく初期段階のものを除き、基本的に自然治癒は望めない。治療を待機しているあいだにも症状は悪化し、さらに本格的な治療が必要となる悪循環だ。そこでDIYに手を出す人々が多く出ているが、これもまた症状の悪化に拍車をかけかねない。
イギリスでは治療キットをネット通販で入手できる。詰め物の応急処置に使う充填剤や、入れ歯の補修用の接着剤、歯垢除去の金属フック(探針)などが販売されている。歯科用品製造の英ブーツ社によると、ロックダウン中、イギリスの家庭の25%がこうした治療キットに頼ったという。
不公平な診療報酬、NHSに不信感
イギリスではパンデミックを受けて、2020年3月から複数回にわたり大規模なロックダウンを実施した。歯科医はエッセンシャル・ワーカーとして営業を継続することもできたが、それでも一時閉業を決める歯科医院が相次いだことなどで、待機リストの肥大化に至った。
輪をかけて障壁となったのが、かねてから議論のあったNHSの診療報酬制度だ。歯科医院がNHSと契約して治療にあたる場合、長時間を要する治療でも報酬が一律料金となるなど、制度上の不公平が生じている。NHSに対して不信感を抱く歯科医も多く、自費診療のみを受け付ける医院が増えるようになった。
なお、症状が深刻な患者のため、NHSは緊急予約の制度を用意している。だが、受付枠には限界があり、治療を必要とするすべての人々が即座に診察予約を獲得できるわけではない。
https://www.newsweekjapan.jp/mobile/stories/world/2022/06/12diy_1.php
引用元: ・https://eagle.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1654525214/続きを読む