1: 名無しのニュー速クオリティさん 2021/04/16(金) 16:03:19 https://diamond.jp/articles/-/268611
炎上したのは、4月7日に公開された記事「ティファニーで朝食を。松のやで定食を。」。大阪の新今宮を訪れた女性ライターが、居酒屋や銭湯で出会った地域の人たちからおごってもらったり、シャンプーを借してもらったりして「借りができた分、貸しをつくる」というマイルールを作り、その後に出会ったホームレスの男性に定食やたばこをおごり、それを「デート」と表現する内容だ。フィクションではなく、実際に起きた出来事をつづったという。
〈中略〉
そのきれいさ、口当たりの良さを「エモい」と感動する人もいるし、「こんなのは茶番だ」と感じる人もいる。最近のネット上ではエモければバズる風潮があり、広告との相性は良いだろうが、世の中にはエモで片付けられない事象も当然ある。
事実、2020年には東京(上野・渋谷)と岐阜で、ホームレスの人が襲撃されて殺される事件が3件続いた。街にはホームレスの人が横たわれないようにするデザインの「排除ベンチ」が置かれ、家を持たない人たちがさらに分断されていく状況がある。相対的貧困率やコロナ禍が雇用に与える影響も深刻だ。
ドヤ街と呼ばれる街に公助が足りているのかといえば、当然ながら足りていないだろう。記事は、新今宮という街の中で、知らない人にも声を掛け合い、貸したり借りたりをする交流を描いている。そのような温かい交流があることも事実なのだろうが、これが行政主導のPR記事となると多少の問題をはらむ。公助を求めるよりも、自助・共助が美しいと言われているかのようだというのは言い過ぎだろうか。「ドヤ街の人の温かみ」を無邪気に発信するレポート記事を行政が後押ししたことに違和感は拭えない。
引用元: https://girlschannel.net/topics/3325322/続きを読む