また終戦記念日がやってくる。日本の敗色が日々濃くなってきた旧制中学1、2年生の頃のこと。
鹿児島県の鹿屋海軍航空基地は兵舎が米機に空爆され、
兵たちは民家近くの松林などの中に作られたトタン屋根の三角兵舎で起居していた。
兵たちは、ブリキ缶を2人で担いでよく民家に水をもらいにやって来た。
母たちは芋などをゆがいて、おやつにあげていた。兵たちの笑顔が忘れられない。
兵たちは、航空兵しか食べられない珍しい食べ物などを缶の中に隠して持ってきてくれた。
その中に「特殊疲労回復飲料剤」のラベルが貼られた500ミリリットル瓶があった。
どんな物かと恐る恐る飲んでみた。
目がパッと開き、気分はまことに爽快、全身に力が湧いてきた。今でも、そのことをはっきりと思い出す。
今思うに、あれは連日搭乗する兵たちの一時的な疲労回復のための一種の覚醒剤だったのではなかろうか。
真相を知りたい。
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引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1629205382/続きを読む